ネット証券の口座を解約する場合、手続きはどうなる?——出金・NISA枠の扱いに注意
ネット証券口座を解約する際の手続きの流れと、保有株式の移管・NISA枠が失効する注意点を解説します。
解約前に必ず「口座を空」にする
ネット証券の口座解約は、多くの場合マイページの「口座解約」「退会」メニューから申請できますが、保有している株式や投資信託、口座内の残金がある状態では手続きが完了しません。解約前にすべての保有商品を売却するか、他社の証券口座へ「移管」する必要があります。移管には数千円程度の手数料がかかる場合があり、移管先の証券会社が同じ手数料を負担するキャンペーンを行っていることもあるため、事前に確認すると無駄な出費を避けられます。
NISA口座は年単位の非課税枠に注意
NISA口座を開設している場合、解約や他社への金融機関変更には特有のルールがあります。年の途中でNISA口座内の商品を売却しても、その年に使った非課税投資枠は復活しません。また、同一年内に既にNISAで買付をしていると、その年のうちは他の金融機関へNISA口座を移管できず、翌年分からの変更となります。解約を急ぐあまりNISA枠を無駄にしないよう、年をまたぐタイミングも含めて計画的に手続きを進めることが大切です。
特定口座の年間取引報告書は保管しておく
特定口座(源泉徴収あり)を利用していた場合、解約後も確定申告や過去の取引確認のために「年間取引報告書」が必要になることがあります。解約すると証券会社のマイページにアクセスできなくなるため、必要な書類は解約手続きの前に必ずダウンロード・印刷して保管しておきましょう。出金については、口座内の資金を指定の銀行口座へ全額出金してから解約申請を行うのが一般的な流れです。手続き完了までに数日〜1週間程度かかることもあるため、余裕を持って進めるのがおすすめです。
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