IPO(新規公開株)投資に強いネット証券はどこ?——抽選方式と当選確率の違いを解説

IPO投資で当選確率を上げるための証券会社の選び方を解説。主幹事実績や抽選方式(完全平等・優遇)の違いを比較します。

IPO投資とは何か、なぜ人気なのか

IPO(新規公開株)投資とは、これから証券取引所に上場する企業の株式を、上場前の「公募価格」で購入できる制度です。上場直後に公募価格を上回る初値がつくケースが多いことから、抽選に当選して購入できれば値上がり益を狙いやすいとして人気があります。ただし、どの証券会社でもIPO株を同じように取り扱っているわけではなく、取扱実績や抽選方式には証券会社ごとに大きな違いがあります。

「主幹事」実績が多い証券会社ほど有利

IPO株の割当数は、その銘柄の上場を取りまとめる「主幹事証券」が最も多く持っており、次いで「引受幹事証券」に一定数が配分される仕組みです。つまり、主幹事を務める実績が多い証券会社ほど、抽選に参加できるIPO株の数自体が多くなります。大手ネット証券の中には主幹事実績が豊富な会社もあれば、幹事団への参加数は多いものの主幹事にはあまり入らない会社もあり、どちらのタイプかによってIPO投資での当選しやすさの傾向が変わってきます。

抽選方式の違い——完全平等抽選と優遇抽選

証券会社ごとの抽選方式にも違いがあります。1人1票の「完全平等抽選」を採用している会社では、資金力に関わらず申し込んだ人全員が同じ当選確率を持つため、少額の資金でコツコツ申し込む個人投資家に有利です。一方、申込株数や過去の取引実績に応じて当選確率が変わる「優遇抽選」を採用している会社もあり、大口の資金を投じられる投資家がやや有利になる傾向があります。IPO投資を中心に据えるなら、完全平等抽選を採用している証券会社に複数口座を持ち、抽選機会を増やすという戦略が取られることが多いです。

IPO投資を始める際の注意点

IPO株は必ず値上がりするとは限らず、公募価格を下回る初値がつく「公募割れ」となる銘柄も一定数存在します。また、抽選に申し込む際は購入資金をあらかじめ証券口座に用意しておく必要がある会社が多く、複数の証券会社で同時に抽選に申し込む場合は資金管理にも注意が必要です。IPO投資を検討する場合は、主幹事実績や抽選方式の違いを踏まえたうえで、口座開設の手間と当選確率のバランスを見て証券会社を選ぶとよいでしょう。

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